新しい社名の決め方
詳しくは別記事で書こうと思いますが、このたび私が経営している会社(株式会社サイトマート)の社名を変更することにしました。
理由は種々ありますが、現在のメンバーや社内環境に対して、サイトマートという社名にしっくりきていなかったというのも大きいです。
サイトマートという社名は元々、私が会社員の頃に初めて買収したサイトの名前です。
今となっては存在しないサイトであり、今回の社名変更では、社員全員の「想い」や「考え方」が反映された社名にしよう、というスタイルのもとスタートしました。
また、思っていたよりもスムーズ、かつ、かなり良い感じで社名が決められたので、どのように決めたかメモ的に残しておこうと思います。
誰かの参考になれば幸いです。
まずやったことは、各スタッフで大事にしたい思いや考えを自由に書きました。
その際、全員がそれぞれの意見を共有できるよう、スプレッドシートを用いてまとめました。
次に、書き出した意見の中から本当に大事にしたいことを各自3つずつ選び
この時点で、それぞれのスタッフの本心が結構見えてきます。
その後は、出てきた事柄をグルーピングして、軸となる考えを探ります。
同じような意味の概念は一緒にしたり、上位概念となる考え方で一括りにしたりしました。
そうしたところ、結果的には2つの軸概念が残り、会社スタッフ全員の中で大事にしたいのは、その2つであると判明しました。
そうなると最後は、それら2つの想いを盛り込んだ形で会社名に反映するだけです。
英語やその他の言語に訳してみたり、2つの概念を合成させて造語を作ってみたり、単語の順番を入れ替えてみたり、略称で表現してみたり、ディスカッション形式で意見を出し合いました。
すると、1つ全員が納得するような良い感じの名称が出たので、全員一致でそれを会社名にすることにしました。
今回うまく決まった要因を振り返ってみると、まずは「広くアイデアを集めたこと」が良かったかな、と。
アイデアが少ない状態では、アウトプットの結果も限られてしまいます。
まずはどんなアイデアでもいいので、出してみることが大事。
その後に、関連付け、絞り込みをしていって、根本的な思想・概念に辿り着けた。
そう思います。
もし複数人で社名やサイト名など、なにかの名称を決める際には、このような形で「広く」から「狭く」の流れで考えてみるのがお勧めです。
以上、個人的なメモでした。